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国際協力×デザイン×問題解決 を実現したい若手コンサルタントが綴ります

【読書メモ】コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

 

コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

 

 ー読んだ背景

コンサルタントとして、問題解決についておさらい/アップデートしたい

・社会貢献分野に関する問題解決手法を学びたい

 

ー感想

・前半ではコンサルタントの基本となる思考法・フレームがまとめられていて、いわゆる新人研修で学んだ内容をおさらいできた(フレームの限界も述べられていてgood)

・日々の業務を振り返ると、意外にも上記の思考法・フレームを活用できていないことに気づき、今後どう適用していこうか具体的にイメージできた

・後半は、今の時代で求められている考え方などがメイン。知らないこともチラホラあり、自分をアップデートしていく上で参考となった

・この本のみならず、最近よく言われていることとして、①とにかくやってみる(アジャイル、リーンなど)、②美意識や善を携える、が挙げられると感じた

コトラーマーケティング3.0では優先すべきは顧客課題ではなく社会課題だと述べられている。顧客中心で考えることとの関係性を自分の中で掘り下げたい

 

ー印象に残った箇所(抜粋)

・p33:コンサルタントとして重要なのは、最も正しい答えを出すことではなく、当事者に答えを信じさせること。腹落ち・心理学が重要となる

・p57:イシュー(仮説)からはじめる。全ての要素を満遍なく見渡して問題を見つけるのではなく、仮説を持って見つけに行く

・p66:WHY?を5回繰り返したのちに、WHY NOT YET?(なぜまだできていないのか)を考える。ここに顧客独自の本質が潜んでいる

・p84:表面的に問題・課題と呼ばれていることに対し疑いを持つ。多くの場合は本質ではない。非常識になり、これまでになかったパターンを見つける(AIに負けない発想)

・p305:人が動く動機→①達成感、②危機感、③使命感

・p344:AI時代で生き残るコンサルタントに重要な資質→①IQ、②EQ、③JQ(judgement、判断力)

JQに関しては、前に基づく判断が重要

・p376:CSV→経済 AND 社会という両方を利益を追求する。

CSVやESGにおいて意識すべきステークホルダーは多数

(①顧客、②バリューチェーン上のプレイヤー、③コンペティター、④従業員、⑤政府と地方コミュニティ、⑥株主)

・p398:今の時代はPDCAよりもトライ・アンド・ラーン→リーンスタートアップに通ずる

リーンスタートアップも時代遅れになりつつあり、これからはリーンスケールアップ(リクルートが実行)

・p420:学習優位を持つ→トライアンドラーンの精神で失敗してもとにかく試す。そこからどれだけ学び、深められるか。その学習能力が優位性へ

・p430:コンサル採用の3条件

①左脳:ロジカルシンキング

②右脳:パターン認識

③原体験:知的好奇心

→何でも良いので常に問題意識を持って行くつかの類型を頭に入れると、自分なりのリベラルアーツとなる

・p442:ビジネスパーソンに求められる能力

①洞察力:インパクト、イノベーションインプリメント

②共感力:シンプル、スパイス、ストーリー

人間力パースペクティブ、パーソナリティ、パッション

・p456:自分を型にはめずに宙ぶらりんにしておく。組織に貢献、吸収しつつ、次の展開を考える

・p462:自身のケイパビリティをアップデートする方法

①インプット時間を決める

②インプットタスクを絞る

③生産性向上

・p483:フィリップ・コトラーマーケティング3.0

→「企業が解決すべき問題は、顧客課題でなく社会課題だ」